2010, OB live

10月23日土曜、学部生時代に所属していたサークルのOBライブ兼同窓会が3年ぶりにあった。
国立のリヴァプールというライブハウスで、コピーバンドを演奏して、見て、わいわい盛り上がり、その後居酒屋で飲んだ。部誌なるものを編集してくれた人がいたので、帰宅後それを読んで楽しんだ。
先日↓のブログに書いた一橋祭ライブがあるので自分はキャパがいっぱいいっぱいで、演奏する側としてはOBライブに参加できなかった。しかし、他の人たちの演奏を見ていると自分も出れば良かったと思う。何しろみんな楽しそうだったんだもの。
住んでいる寮の仕事が急遽舞い込んできたせいで、少し遅れての参加になってしまい、漫才コンビ「リクライニングス」と、ジャミロクワイのコピー(特にドラマーのプレイ。ファンなので)を見逃したのが悔やまれる。
数年ぶりに顔を合わせるような人たちもたくさんいたけれど、ぎくしゃくしたりもなく、先週会ったばかりのように話をすることができる。それはすごく恵まれていることだと思う。


だが、音楽という形を通じて4年間をともに過ごすことができて良かったと強く感じるのは、やはり何よりもライブを見ているときだ。
各人独特の楽器の構え方や立ち姿、声(肉声も楽器の音色も含めて)、面構え(二枚目風だったりテンパってたりドヤ顔だったり)、どことなく土臭い楽器の匂い、キメを合わせるときのアイコンタクト、そしてステージのスポットライト。そうした空間に包まれているとき、ほんの短い瞬間的な感覚なのだけれど、私は昔を「想起する」のではなく、ダイレクトにその場に「アクセス」することができる。18から22歳までのわずか4年間のことだったけれど、夢中になって楽器を弾き、こうして演奏を見ていたことがあった。その頃の自分の視点と、今日の自分の視点とがごく短い瞬間重なる。
なんとなく、それだけでもOBライブに来てよかったと思うのだ。