Around my Birthday

先週末はたくさんの人たちのおかげで、恵まれた時間を過ごすことができた。
11月6日(土)は、『幽遊白書』テーマ曲のコピーバンドをやった。友人たちが貴重な休日の時間を割いて足を運んでくれた。人前で演奏するのはほぼ3年ぶりで、自分の予想をはるかに上回るガクブルぶりだったし、地味なパフォーマンスだったと思うのだが、良天にも恵まれて、自分としてはとても気持ちのいい時間が過ごせた。屋外でやるんだしもうちょっと見せ方とか考えなくては、っていうのはもちろん大きな反省ですが。
見に来てくださった方々、本当にありがとうございました!
また、友人が7日の誕生日プレゼントにピックケース(本来はコインケース)をくれた。シンプルでかっこいい黒の革ケースで、大人しくピックを入れるべきか、ちょっと色気づいてコインを入れるべきか迷う。


夕方からはバンドメンバー+ジャズ研の面々で打ち上げ@国立「もじ蔵」。明太子チーズもんじゃなぞを焼きつつ、来年は『聖闘士聖矢』か『忍空』か、みたいな話で盛り上がる。本来なら、自分は来年は参加できないように励まないといかんのだが。もじ蔵終了後はカラオケに行く。みな歌上手し。ヴォーカルの歌う「ペガサス幻想」とドラムの歌う「勇気100%」に感動する。声量とかピッチとか抑揚とか、色々技巧面で優れているという理由もあるんだろうけど、「この人本当にこの曲が好きなんだな」っていうのが伝わってくると、やっぱりがぜん浸透力がある気がする。帰ってyou tubeでも視聴するが、カラオケの方が感動したなあと思う。歌のうまい人とカラオケに行くとままあることだ。


24時近くに寮に帰ると、寮の同じ階に住んでいる人たちが、7日の誕生日をサプライズでお祝いしてくれる。大好物のTopsのチョコレートケーキに、カレーに、なんと昼間のライブの写真つきで。こんなに暖かくお祝いをしてもらっていいのか、自分は果報者だと感じる。他の人が自分のために時間を割いてくれるのは、とても贅沢なことだと思う。思えば4年前、23歳の誕生日には会社の寮で一人辞表を書く(手続き的にたまたまこの日しかなかった)というラディカルな過ごし方をしたものだったが。人生いろいろなことがあるものだ。この寮のこの階に住むことができて、こんな風に祝ってもらえる喜びをかみしめる。


7日は、数年ぶりにお買い物を目的として渋谷に行く。「27歳らしい」ちょっとこじゃれたレザーのショルダーバッグと、7年ぶりの新しいコートを入手する。コートはショート丈のダッフルなのだが、わりに珍しいカーキ色。このコートも7年以上大事に使いたいと思う。
夜は生まれて初めて、シュラスコ料理なるものの食べ放題をいただく。久しぶりにジューシーな牛のお肉をたくさん食べて、満腹丸になった。ごっつぁんです。


ちょっと至れり尽くせり過ぎるほどの週末だった。
たくさんの人たちにいただいた優しさを、自分も恩返ししていきたい。
自己実現self-realization」だの「自分探しme-search」なんて結局痩せた脆弱な考えで、こうして他者との関係性のネットワークの内に在ることこそが真に豊かなことだと思いを定める。