It's My Fault/ May the Graduate School Dormitory Be ...

早いもので、4月ももう終わろうとしている。
震災や原発の展開を巡って日本社会が歴史的な変動を経験しつつある中、個人まわりでもいくつか動きがあった。


まず、大学院留学の受験におそらく失敗した。
12校出願したが、今のところ10の"denial"を受けている。
まだ2校あるにはあるが、望みは薄いと思われる。
正直にいって、かなりくやしいし、ふがいない気持ちになる。
合格が取れなかったという結果だけではない。受験料に加えて、スコア送付の費用も入れたら全部で10万円以上のお金をドブに捨てた計算になる。また、忙しい中、時間を削って12校分の推薦状を書いてくれた3人の先生方にもたいへん申し訳ない。
しかし、これもすべては自分の努力不足や怠慢の結果であり、決して運のせいにしてはいけないと思う。
くやしい気持ちがモチベーションを高めてくれるなら、むしろ望むところだ。
気持ちを切り替えて、来年度の出願に必要な改善点を今から考え、きちんと逆算して計画を立てよう。結局、計画性のなさが最大の敗因なのだ。


1)奨学金の獲得
指導教官の一人O先生いわく、アメリカも不景気だし、奨学金を獲得していて学費支払いの保証を持っている学生でないととりづらい、という側面もあるらしい。TAやRAをできる見込みも低いし、やっぱり国内で奨学金を取るのが一番だ。
去年はフルブライトには落ちたわけだが、そもそもフルブライトしか出さなかったのも大きな誤りだ。
というわけなので、今年は出せるものは片っ端から出す。
①ロータリー (締切5/31)
フルブライト (5/31)
③所属大学の留学支援制度(6/13〜6/17)
④伊藤国際教育交流財団(6月下旬〜8月下旬)
⑤吉田育英会派遣留学生(9月上旬〜10月上旬)
⑥JASSOの長期留学支援制度(大学を通じて申請、11月中旬〜)
⑦Asia Pacific Leadership Program (12/1)
⑧本庄国際財団(2012/04/31)
がんばって、必ず獲得するのだ。


2)各種試験のスコアアップ
学部生時代の悲劇的なGPAを克服しようと思ったら、とりあえずTOEFLGREのスコアを上げるのがよいだろう。
TOEFLは、とりあえず100とらなきゃはじまらん。
まず、リスニングをどうにかしよう。
今のスコアは92だが、その回のリスニングは20しかなかったので、リスニングが8点上がればそれで100だ。
わからない音声をスクリプトで確認して、聞き取れない文章を一つでも多く減らす。
GREは、トータルで1300点をひとまずの目標とする。
VERVALは、550点はほしい。
Analytical Writingも、4.5くらいはなんとか。


3)研究内容のブラッシュアップ
1の奨学金を申請するには当然研究計画が必要なので、それを推敲しがてら、自分の研究の位置づけを明瞭にする。
申請書類を書くことには、そういうメリットもあるんだよなあ。



受験のお話は以上。
次は、半年間悩まされた副寮長のお仕事からついに解放されたお話。
寮移転の議題をはじめ、この半年間はかなりの時間を寮自治の仕事に費やした。
正直、怒ったり悲しんだり嫌な気持ちになったことも多々あったし、引き受けなきゃよかったと思うこともあった。
しかしながら、半年間を振り返ってみると、実に多くのことを学ばせてもらったと感じる。
仕事の割り振り方、議論の進め方、文章の書き方など、たくさんのことを勉強できた。
てきぱき仕事をこなす別の副寮長や、ものの考え方の上手なさらに別の副寮長と一緒に仕事をできて、自分のイケてないところをたくさん実感できた。
自分のものぐさなところがちょっぴり直せた気がする。
担当していた班を自分はあまりうまくリードできなかったと思うのだけれど、終わりに温かい言葉をかけてくれる班の仲間もいて、うれしかった。
「仕事」という概念それ自体について、少し考えを深められたような気さえする。
この半年間で学ばせてもらったことは、きっと今後の研究や考え方にもどこかでつながってくる、いまそんな風に強く感じている。
院生寮が、単なる廉価な居住施設であることを超えて、これからも豊かな学びの場であることを切に願う。