9月17日ライブ@国立/魅惑のpocopoco

音楽関係のネタを二つばかし。


1)ライブ告知させてください!
かなりショートノーティスなんですが、今週末に国立の焼酎バ―でライブやります!

9月17日(土)19:00〜、武蔵野ファイターズライブ、@焼酎バーかろる
お店のリンクはこちら↓
http://www.shubelu.co.jp/carol/index.htm

JR国立駅南口から出て徒歩30秒、改札出てすぐ右手のビルの二階です。
チケット代などのお金はかかりませんが、焼酎バーなので、お酒なりソフトドリンクを飲んでいただく感じになると思います。
むしろ、ライブ終わった後、一緒にそのままお店で飲みましょう!
なんとなく夏が終わっちゃった感じがしてセンチメンタルなあなた、はたまた『コクリコ坂から』を見てそのあまりのネオリベラリズムっぷりにゲンナリしてしまったあなた、一緒にパーッっと景気づけしましょうよ!


予定セットリスト
1. Spain/ Chick Corea
2. 雨にキッスの花束を (『YAWARA!』オープニングテーマ)
3. ロマンティックあげるよ (『ドラゴンボール』の初代エンディングテーマ)
4. 炎の宝物 (『ルパン三世カリオストロの城』テーマソング)
5. Karma Chameleon/ Culture Club
6. Close to You/ Carpenters
7. 透明人間/ 東京事変
8. Stand By Me/ Ben E. King


とゆー感じです。
ご覧の通り何ら一貫性のない曲目ですが、でも確かにイイ曲ばっかりですよ!
"Spain"はBm→Dm、"透明人間"はD→Cにキーを変えちゃっているので、D調大好きの僕としてはちょっぴり悲しいのですが、でもがんばります。
おヒマがあればぜひ。



2)Pocopoco
学部生のとき、軽音楽部というサークルに入っていた。
先輩・同期・後輩の中には、卒業後にも会社で働きながらバンド活動を続けている人もいるし、音楽スクールの講師になった人もいるし、PAをやりながらセミプロ的な活動をしている人もいたりと、何らかの形で音楽を続けている人が少なくない。
そして、そんな中でもひときわ面白い活動をしているのが、2コ下の後輩Kだ。
僕と同じく商学部を卒業した後、彼は都内の某大学の「インダストリアルアートコース」という課程に進学し、メディアアートを専攻している。
この間久しぶりに会って話をする機会があったのだが、なんと最近楽器を作っちゃったというのだ。
本人の許可ももらったので、ちょっとそれをご紹介したい。
まずは下の動画をみられたい。

そう、楽器といっても電子楽器なんですね。
「Pocopoco」というかわいらすぃーお名前だそうな。
イメージとしては、シーケンサーのタイムライン上に、16本の筒を通して音を置いていくという構想らしい。
「16本」の筒というくらいなので、12音階の鍵盤に対応するわけではなく、各筒に対応する音色とかピッチは自在に変えられる。
(まあぶっちゃけ使ったことないし、詳しい仕組みは正直よくわかってませんが。)



Kは入学時から面白いやつだった。
彼が一年の文化祭のときにスリーピースで椿屋四重奏のコピーをやっていたのだが、曲の合間のMCで「えー、今みなさんは日本のロックの夜明けを目撃したわけですが」と語り出したときの衝撃は忘れられない。
イベントを企画して人を集めたり、ネットで新しい催しを考えたり、いろいろと面白いことを考えて実行してやろうという意識が強くて、いい意味で野心的な人だと思う。
今回のpocopocoの動画を見せてもらったとき、彼は今いる院の環境が「すごく楽しいし、向いていると思う」と断言していた。
とても正直に、いいなあと思う。


しかし僕はそのとき逆に、面白そうなことをやっているなあと思いながらも、「ああ、でも自分には向かないだろうな」と強く感じた。
サークル活動の中でもはっきりと感じていたことだけれど、基本、自分はモノづくりに向いていないのだと思う。
いわゆる「クリエイティブ」なるものにあまりご縁がないというか。
何かモノづくりに携わる人って、多かれ少なかれ美学的哲学・信念みたいなものをもっていて、自分が作ったものの価値を自分が一番信じているということがある程度必要なのではないのかという気がする。
そして、自分にはそういう能力が全然ない。
自分で曲を作ったことも少しだけあるけれど、「どっかで聞いた歌メロだ」「ありがちなコード進行だ」そして「自分なんぞが作らなくても、世の中いい曲はいっぱいある」、すぐそんな気になる。(こういう話をし出すと、自分の作った曲が客観的につまらないものなのか、それとも自分の主観的尺度の問題なのかが区別できなくなって終わるのだが。)



一方、今やっている研究という畑に自分が向いているかどうかについても、自分には判断する能力がない。
でも、先人の研究でどういうことが言われてきたかをしっかり押さえて、その上にほんのわずかな一握りの知を積み重ねるという「巨人の肩に立つ」的な学問の流儀は好きだし、楽しいとも感じる。


なんともまとまりのない記事になってしまったけど、要するに、旧交を温めたことによって、自分の位置を眺め直す機会を持てて刺激をいただきました、という話です。たぶん。

最後に、今度のライブでやる東京事変「透明人間」を。

やっぱり亀田先生のベースは最高ですね!